2017年大会の感想 (1)
1/30 やっと感想UP
大会前に発表した駅伝SLGとの比較です
上段 シミュレーション
下段 現実
青学大
10時間56分51秒
11時間04分10秒
+7分19秒
東洋大
11時間07分19秒
11時間11分31秒
+4分12秒
早大
11時間04分26秒
11時間12分26秒
+8分00秒
順大
11時間09分22秒
11時間12分42秒
+3分20秒
神奈川大
11時間13分30秒
11時間14分59秒
+1分29秒
中央学大
11時間05分03秒
11時間15分25秒
+10分22秒
日体大
11時間07分37秒
11時間15分39秒
+8分02秒
法大
11時間19分40秒
11時間15分56秒
−3分44秒
駒大
11時間04分29秒
11時間16分13秒
+11分44秒
東海大
11時間07分40秒
11時間17分00秒
+9分20秒
帝京大
11時間16分59秒
11時間20分24秒
+3分25秒
創価大
11時間25分05秒
11時間20分37秒
−4分28秒
大東大
11時間13分36秒
11時間23分45秒
+10分09秒
拓大
11時間18分10秒
11時間24分22秒
+6分12秒
上武大
11時間24分32秒
11時間24分45秒
+13秒
國學院大
11時間15分59秒
11時間28分45秒
+12分46秒
山梨学大
11時間03分16秒
11時間29分17秒
+26分01秒
明大
11時間13分02秒
11時間29分17秒
+16分15秒
日大
11時間14分22秒
11時間30分38秒
+16分16秒
国士大
11時間19分40秒
11時間49分18秒
+29分38秒
去年と同様に今回も気象条件はあまり良くありませんでした。
法大と創価大を除いて全チームがシミュレーションよりもタイムが落ちています。
法大はまさかシードを取るとは思いませんでした。創価大も12位は大健闘ですね。
他には上武大が今回の気象条件でほぼシミュレーション通りのタイムということは、事実上シミュレーションを超えていたでしょう。
上位では、青学大と早大、東洋大は、タイムこそシミュレーションと違いますが、力関係には大きな変化はありませんでした。
東洋大がやや健闘しているくらいです。
上位が予想された駒大が大きく崩れたのは予想外でした。
どちらかといえば崩れる危険性があるのは東洋大の方かと思っていたのですが。
中央学大は順位こそほぼ予想通りだけど、タイムが予想よりも悪くて驚きました。
全チーム中最も安定感が高いチームと思っていたので、シミュレーションよりも10分以上遅かったのは意外でした。
東海大は、青学大すら警戒する程のチームという事で、11時間07分台という事はないだろうと思っていたら、まさかの11時間17分台。
タイムをどれだけ伸ばすか期待していたら9分以上落とす結果になりました。
以前から実戦になるとデータほど強くない印象のチームでしたが、今大会でも変わっていませんでした。
そして山梨学大。シミュレーションよりも26分も遅くて、全く予想出来ない結果となりました。
全日本3位のチームが11時間30分近くかかって17位に沈むなんて、どういう方法を使っても予想出来ないでしょう・・・。
20位の国士大の結果も全く予想出来ませんでした。
陸上雑誌によると、ハーフマラソンの平均タイムランキング17位ですから、19位に18分も負けてダントツで最下位になる程弱いチームではないはずですが。
山梨学大以上にシミュレーションよりもタイムを落とした唯一のチームになってしまいました。
何かアクシデントでもあったのではないかと疑っていたのですが、陸上雑誌には特にそういった記事は見当たりませんでした。
前半で大きく遅れて単独最下位に陥ってしまった事と、一斉スタートの6区でも早々に単独最下位になってしまい往路同様の「駅伝の仲間外れ」状態になってしまった事が、さらなるブレーキの連発に繋がってしまったようです。
・現実補正は有効?
今大会から、過去3大会の現実とシミュレーションの平均タイム差分を補正する、現実補正というのを導入しています。
対象になるのは過去3大会を完走して今大会に出場している15チームです。
現実補正前のシミュレーションタイムと現実のタイムの違いを計算すると、合計で現実の方が+1時間56分18秒、15チームの平均では+7分45秒20です。
現実補正後のタイムで計算すると、合計で+1時間17分33秒、平均で+5分10秒20差になります。
33%程改善されたので、少し効果はあるかも知れません。
まあ、5分も7分も外していたら予想になっていませんが。
3分が2分になるような33%改善だったら良かったんですけど。
「箱根駅伝の話」に戻る