2018年大会の感想 (1)
2/4 UP
大会前に発表した駅伝SLGによるシミュレーションタイムとの比較です
上段 シミュレーション
下段 現実
青学大
11時間02分18秒
10時間57分39秒
−4分39秒
東洋大
11時間05分24秒
11時間02分32秒
−2分52秒
早大
11時間09分48秒
11時間09分09秒
−39秒
日体大
11時間11分49秒
11時間09分28秒
−2分21秒
東海大
11時間01分44秒
11時間10分09秒
+8分25秒
法大
11時間16分13秒
11時間10分20秒
−5分53秒
城西大
11時間10分38秒
11時間12分12秒
+1分34秒
拓大
11時間10分29秒
11時間12分32秒
+2分03秒
帝京大
11時間06分23秒
11時間13分26秒
+7分03秒
中央学大
11時間10分16秒
11時間14分25秒
+4分09秒
順大
11時間14分25秒
11時間14分39秒
+14秒
駒大
11時間06分46秒
11時間15分13秒
+8分27秒
神奈川大
11時間02分16秒
11時間17分08秒
+14分52秒
國學院大
11時間11分52秒
11時間18分06秒
+6分14秒
中大
11時間16分19秒
11時間19分26秒
+3分07秒
大東大
11時間11分31秒
11時間22分58秒
+11分27秒
東京国際大
11時間21分01秒
11時間22分59秒
+1分58秒
山梨学大
11時間12分09秒
11時間23分24秒
+11分15秒
国士大
11時間18分05秒
11時間26分42秒
+8分37秒
上武大
11時間21分08秒
11時間32分42秒
+11分34秒
優勝した青学大はシミュレーション−4分39秒となっており、上位のチームの中では一番の伸び幅でした。
気象条件は前回、前々回と比べれば良かったと感じましたが、それでもシミュレーションタイムを超えたのは20チーム中5チームのみで、復路終盤の向かい風を考えると、全体的にはそこまで好コンディションではなかったかも知れません。
そんな中で−4分39秒なのですから、青学大はやっぱり強かった。
データ上では青学大に匹敵するはずだった東海大と神奈川大は、それぞれ+8分25秒、+14分52秒となっており、青学大の強さが際立つ結果になりました。
青学大の優勝タイムは堂々の11時間切り。
優勝予想タイムが11時間を切れないのが残念、レベルダウンを感じると、予想時に書いてしまったのは大間違いでした。
06分台というハイレベルなタイムが予想されていた帝京大は、現実ではシードは取ったものの、タイムはシミュレーション+7分03秒となっていて、ちょっと実戦での弱さを見せてしまった感があります。
シード権争いは14分台であり、予想されたラインよりも約4分後ろでした。
今年も期待していた10位の10分切りはならず、そのラインはかなり遠かったです。
また20位のタイムもシミュレーションでは21分台でしたが、現実には32分台と大きくタイムを落としています。
前回の国士大もそうですが、最下位になると前の19位チームとの差がどんどん開いていくという現象が起きやすいです。
10位の10分切りよりも20位の20分切りの方が達成は難しそうです。
参加チームが増える来年の記念大会がチャンスかも知れません。
・現実補正について
過去3大会の現実とシミュレーションの平均タイム差を補正する現実補正、今年もその有効性を調べました。
対象になるのは過去3大会を完走して今大会に出場している14チームです。
上段 現実補正後のシミュレーションタイム
下段 現実のタイム
東海大
11時間08分00秒
11時間10分09秒
+2分09秒
神奈川大
11時間04分24秒
11時間17分08秒
+12分44秒
青学大
11時間02分01秒
10時間57分39秒
−4分22秒
東洋大
11時間07分41秒
11時間02分32秒
−5分09秒
帝京大
11時間07分54秒
11時間13分26秒
+5分32秒
駒大
11時間14分48秒
11時間15分13秒
+25秒
早大
11時間16分33秒
11時間09分09秒
−7分24秒
中央学大
11時間13分28秒
11時間14分25秒
+57秒
拓大
11時間14分48秒
11時間12分32秒
−2分16秒
大東大
11時間15分34秒
11時間22分58秒
+7分24秒
日体大
11時間14分59秒
11時間09分28秒
−5分31秒
山梨学大
11時間25分40秒
11時間23分24秒
−2分16秒
順大
11時間16分13秒
11時間14分39秒
−1分34秒
上武大
11時間26分44秒
11時間32分42秒
+5分58秒
+−関係なく誤差の合計は、現実補正前が1時間30分00秒(平均6分25秒71)。
現実補正後は1時間03分41秒(平均4分32秒93)。
約29%改善されました。
前回も33%改善されていたので、この補正は結構有効なのかも知れません。
まだ導入2回目ですが。
山梨学大は現実補正値が+13分31秒もあり、これは前回のインフルエンザに泣かされてタイムを大きく落とした影響が出ており、予想の段階で「明らかに現実が遠のくような補正」と書きましたが間違ってしまいました。
まさかまた11時間20分オーバーのタイムを出すとは思いませんでした。
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