予想中止のお知らせ



毎年やっていたタイム予想は、今年はありません。

学生長距離について、そこそこ知識を持っているつもりでしたが、厚底高反発シューズや高性能スパイクの登場で、もはや現在の学生長距離には過去の常識が通じず、予想するのは困難です。

コロナウィルスの影響もあって、今年はなおさら例年と違う事もあり、1万mのタイムや全日本の結果から予想するシンプル予想も中止します。

隠れ28分台ランナーも、記録が異常に伸びている今年では、10km29分切り=好記録、と考える事はもう無理があり、中止します。

駅伝SLGによる予想は、少なくとも2024年大会までは行わないつもりです。



以前はトラック種目である1万mは、スパイクで挑む物でしたが、最近はアルファフライなどを履いて走る選手も多く、ここでも厚底高反発シューズはハイレベルな記録を連発しています。

このままトラックでもロードでも厚底高反発シューズを使ってくれた方が、駅伝のタイム予想は簡単なのですが、今年12月からはトラックの長距離種目ではアルファフライなどの厚底高反発シューズは使用禁止になりました。

現在の1年生が卒業する2024年の春までは、選手が学生時代に出した1万mのベストタイムには、厚底高反発シューズを使った記録と、使っていない記録が混在する可能性があり、予想するための材料としては不適切です。

よって現在の1年生が卒業するまではタイムの予想はしないつもりです。

今の1年生には順大・三浦選手などの楽しみなスーパールーキーが多いので残念ですが。



今のところは、ヴェイパーフライネクスト%やアルファフライネクスト%は、ロード10kmで以前のシューズと比べて30秒くらい、高性能スパイクのドラゴンフライは、トラック1万mで以前のスパイクと比べて20秒くらい伸びているような感覚がありますが、どれくらいタイムを伸ばす効果があるのかを正確に測ることは不可能です。

しかし、ある程度は理解しないと、予想が立てられません。

今はじっくりと時間をかけて、新しい時代の学生長距離の記録を観察していきたいと思います。





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