2026年大会 隠れ28分40秒切りランナー
かつて1万m29分切りは1流選手の目安でした。
シューズが進化した事により記録水準は大きく上昇しており、現在の28分40秒切りが以前の29分切りと同じくらいの価値かと思います。
かつての学生長距離では
5km14分00秒(1km2分48秒ペース)、
10km29分00秒(1km2分54秒ペース)、
20km60分00秒(1km3分00秒ペース)
これらを切れるかどうかが好タイムの基準でした。
距離が2倍になると1kmあたりのペースが6秒落ちる法則性があります。
5km13分50秒、10km28分40秒、20km59分20秒の三つもほぼ同価値と考えられるので、距離の違いに伴うペースの変化も考慮して、全日本8区間における10km28分40秒とほぼ同じ価値になる記録を計算すると以下のようになります。
1区9.5km 約27分09秒
2区11.1km 約31分59秒
3区11.9km 約34分24秒
4区11.8km 約34分06秒
5区12.4km 約35分55秒
6区12.8km 約37分08秒
7区17.6km 約51分53秒
8区19.7km 約58分24秒
(早見表)
※レース展開、気象条件、コースのアップダウンは考慮していません
※近似値を使った計算なのであくまで「約」がつきます
エントリーされた選手の中で、1万mのベストタイムで28分40秒切りを達成出来ていない、かつ、今シーズンの全日本の区間タイムが10km28分40秒切りに相当する選手をピックアップしてみました。
谷中 (駒大)
約27分59秒 (2区31分14秒)
鈴木 (早大)
約28分00秒 (2区31分15秒)
永本 (東海大)
約28分08秒 (2区31分24秒)
井上 (順大)
約28分22秒 (2区31分40秒)
帰山 (駒大)
約28分01秒 (3区33分38秒)
原 (帝京大)
約28分15秒 (3区33分55秒)
柴田 (中大)
約28分28秒 (4区33分52秒)
谷口 (帝京大)
約28分34秒 (4区34分00秒)
浅川 (帝京大)
約28分37秒 (8区58分20秒)
駒大・谷中選手は28分切り相当のタイム。
早大・鈴木選手が僅差で続きました。
2人とも1万mのタイムは30分オーバー。
全く1万mのタイムを狙っていないのでしょうけど、実際には28分前後の力は余裕でありそうです。
実力者にはちゃんとした持ちタイムを持っていて欲しいものですが・・・。
今大会にエントリーされた日本人で28分40秒切りのベストタイムを持つ選手の数は、前回から更に+3人で91人。
留学生まで含めるとぴったり100人だそうです。
もう28分40秒は好記録のラインとは言えなくなってきました。
日本人だけで100人を超えたら止めようと思っていましたが、少し早めて今回で終わりにしておきます。
「箱根駅伝の話」に戻る