隠れ28分台ランナー(2019年大会版)
ここに詳しく書いてありますが、
5km14分00秒(1kmあたり2分48秒ペース)、
10km29分00秒(1kmあたり2分54秒ペース)、
20km60分00秒(1kmあたり3分00秒ペース)
この三つを同価値とした場合、距離が2倍になると1kmあたりのペースが6秒落ちる法則性があります。
これを利用して、距離の違いに伴うペースの変化も考慮して、全日本8区間における10km29分00秒とほぼ同じ価値になる記録を計算すると以下のようになります。
1区9.5km 約27分29秒
2区11.1km 約32分21秒
3区11.9km 約34分49秒
4区11.8km 約34分30秒
5区12.4km 約36分21秒
6区12.8km 約37分35秒
7区17.6km 約52分28秒
8区19.7km
約59分03秒
※レース展開、気象条件、コースのアップダウンは考慮していません
※近似値を使った計算なのであくまで「約」がつきます
エントリーされた選手の中で、1万mのベストタイムで29分切りを達成出来ていない、かつ、今シーズンの全日本の区間タイムが10km29分切りに相当する選手をピックアップしてみました。
館澤 (東海大)
約28分26秒相当 (3区34分09秒)
中谷 (早大)
約28分34秒相当 (3区34分19秒)
今西 (東洋大)
約28分54秒相当 (3区34分43秒)
竹下 (帝京大)
約28分59秒相当 (1区27分28秒)
※小数は切り捨て
館澤選手は前回は9.5kmの3区で快走し、約28分31秒相当の走りを見せていましたが、今年は11.9kmの3区で更にレベルアップした走りでした。
1500mの日本チャンピオンですから、トラックが苦手というわけはないでしょうし、1万mのベストタイムが29分50秒なのが不思議ですね。
早大のスーパールーキー・中谷選手が館澤選手に迫るタイムをマーク。
こちらも実際の1万mのタイムが29分台なのが信じられないです。
前回の箱根では6区と4区で好タイムを出していた今西選手と竹下選手は順当な結果ですね。
全日本でも安定して力を出していました。
今西選手は平地でも通用しそうなので、本番の起用区間が気になります。
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